2009年12月28日
貴船プロジェクト続編。
ようやく外部の足場がとれました。
ほぼ模型通りです!(前回のブログ参照)
moKAでは、内部で白い壁を表現するのにEP(水性エマルジョン)塗装の場合、
クラック防止で下地のプラスターボード二重貼を推奨しますが、部屋内が狭くなるので
今回はダイアトーマスというものを採用。
これなら下地ボ-ドをシングルでも問題ないでしょう。
EPはコストも安く、完成当初は綺麗ですが、必ず割れます。
設計者は図面を描くだけでなく、施工の検討や、現場監理も大事なのです。
寝室のボード下地状態。
ジョイント部、ビス部などをパテで平坦にします。
塗りあがるとこうなります。
子世帯リビングは天井高3.6mのため内部にも足場を組んで塗り壁などの作業をします。
内部の足場もとれ、ようやく雰囲気がでてきました。
リビング内にはライブラリーがあり、扉で隠せるようにしています。
ここは白い空間から反転し、黒で仕上げます。
高所用ハシゴも黒に。
このおうちでは、カラーコンセプトとして壁天井の白ベースに対し、入り組んだ空間や、
へこみ部分を黒にし、反転の連続を繰り広げているんです。
なのでリビングから反転、キッチン空間は背面収納の扉も、キッチントップも側面も黒。
キッチンシンクはさらに反転して白。背面収納内も反転して白といった具合に。。。
階段ホールも仕上がってきました。
手摺下地は12mm厚のスチールで黒の焼付塗装。
最終的にはこの上に成型した木を乗せ、ステップとカラーバランスを図ります。
親世帯のリビング~和室は、骨材の入った塗り壁。
ダイアトーマスは内装工事屋さんの仕事ですが、こちらは左官工事になります。
共用部の床はADワールドのシルバーウォールナットを採用しているのですが、
造作家具にもこの材の集成をオーダーして採用。
洗面のキャビネット。
書斎の壁面棚と、ワーキングカウンター。
他にもWC内のキャビネットにもこれを採用します。